「苺」2009/08/31 23:49

日本でピアニストとして演奏活動を始めてから早くも5年が経とうとしています。日本の聴衆の皆様が温かく見守って下さるからこそ、今日までの成果と成長があるのだと思います。
本当にいつもありがとうございます!

頻繁に帰国するようになった今日でも、毎回日本で驚くことがあります。
今日は、その沢山ある「ビックリ事件」の中からひとつお知らせします。

それは、2006年の1月でした。
成田に到着した私は、仲の良すぎる上まぶたと下まぶたを離れさせようと一生懸命努力しながらリムジンバス停留所まで歩きました。外に出ると、辺り一面真っ白。普段温かい関東地区でもこんなに大雪が降るのか、と帰国初めての「ビックリ」。
後日、オーケストラとのリハーサルを終え、少々放心状態で散歩している途中、ふと目に入ったあるコンビニの「ストロベリー・シーズン・フェア」。「ストロベリー」という甘い響きに誘き寄せられて入ってみると、チョコレートやクッキー等の菓子類包装が全てピンク色に染まっていて、その側には苺のショートケーキや苺大福が並べてあるではありませんか!!
甘い物が大好きな私は目移りする中、「はて、冬にイチゴ?」とふと疑問に思いました。もちろん国際的な輸出入が盛んな現代ですので、年中暖かいイスラエルやエジプト産の苺がドイツでも真冬に販売されています。いわゆる苺は春から夏(5ー7月)にかけて畑で収穫されるのが常識として育った私には、雪が降る季節に甘くて美味しい「シーズンのイチゴ」を口にするという事は、かなりショックな出来事でした。
即、この事を日本の友人に話すと、今度は彼女がビックリ!最終的に私をノックアウトした彼女の言葉は「えー、苺なんか6月に採れないよ!」…

河村尚子(ピアノ)

コメント

_ 北西風 ― 2009/08/31 10:33

露地物は季節感があって好きですが、東京では五月になると苺はそろそろ終り、という印象を持っていました。ハウスものから露地につながって.... さて、今年最後に食べた苺はいつだったろう? と考えてしまいました。

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