せんくらでの新メニューは・・・2009/08/14 12:52

4年連続で「せんくら」に出演させて頂けることになり、今からウキウキしているギターの福田です。
仙台の熱狂的なギター音楽ファンの皆さんに再びお会いできること、心からの喜びです。
何? 美味い牡蠣だの、牛タンだの、酒だの、本当にウキウキ喜んでるのはお前の心じゃなくって胃袋だろって?


「ごめん、それって、ちょっとだけ正解。(特に食の都、仙台の場合はね)」


でも、ですね。今年のプログラムですが、料理じゃないけれど「新メニュー」が多いのには自分でもウキウキしますよ、本当に!
まず、フルート(荒川洋)、ヴィオラ(佐々木真史)&ギターという珍しい組み合わせのコンサート。
(10/2(金)12:45~13:30/仙台市青年文化センター/B.パフォーマンス広場)
古典期イタリアの作品ですが、カルッリの夜想曲とか、グラニャーニのトリオとか、これらは30年の長いギタリスト人生で全くやったことないんです。


どんな音がするんだろう?ドビュッシーに、フルート、ヴィオラ+ハープの有名なソナタがありますが、あまり想像つきませんね。
あ、僕が知らないんだから皆さんご存知な訳ないですよね~未知のイタリア料理。
それから、荒川くんが素敵な曲を書くフルーティストだってことは前から知っているんですが、どんな曲を書き下ろしてくるのか…


いや~、実に楽しみです。


あと、ソロですが7月25日にCD「オダリスクの踊り~タレガ作品集」をマイスター・ミュージックからリリースしました。
http://www.meister-music.com/new.html

「せんくら2009」では、この内容を中心に、さらに名曲「アルハンブラの思い出」「アラビア風奇想曲」などを加え、
タレガの没後百年を記念して演奏します。
こっちは、濃厚なスペイン料理、タレガの故郷バレンシアのパエリャ料理の感じで弾きましょうか!
10/2(金) 16:35~17:20/仙台市青年文化センター/D.交流ホール




福田進一(ギタリスト)

映画音楽2009/08/14 13:02

今僕は新日本フィルハーモニー交響楽団でコンサートマスターをしています。仙台フィルから新日本フィルに移ったのが2005年の4月なので、早いもので両オーケストラにおよそ同じ期間在籍していることになります。

今日は久石譲さんの公演の練習でした。あわせと会議もあったので、今は家でレコードを聴いています。
久しぶりのLP、いい音です!CDよりパワーがあるし、空間も自然。

久石さん率いるWDO(ワールド・ドリーム・オーケストラ)の公演では東京エレクトロンホール宮城でも8月26日に公演があるので、ひょっとしたら皆様とお会いできるかも知れませんね!

「ポニョ」も昨日やっと見れました。
もちろんストーリーや映像も見たかったのですが、曲のどのテーマがどんな箇所で使われているかにもとても興味があって、半音階の使われる蜂蜜、波の音形、天馬が駆けるモチーフが、波の上を駆けるのに
使われていたり、ミニマルミュージック的な要素も、ハチャトゥリヤンの音楽に似ていたりと、とても面白いです。

そういえばショスタコーヴィチも映画音楽を書いていますが、書きたくなかったという説もあります。
けれど、オペラがそうであるように映画もやっぱり総合芸術ですね=

西江辰郎(ヴァイオリン)
http://homepage3.nifty.com/nishie-tatsuo/

続けることの尊さ!2009/08/14 16:22

前にも書いたが、僕は三日坊主である。

唯一、長続きをしたといえるのは「歌」、そう「歌うこと」だ。

今こうして歌っているとは誰が想像したであろう!?

音楽に関わっていると言うこと自体不思議なことかもしれない。

歌をはじめたのは高校三年になってからだし、そうか「歌」「歌い手」でと思いだしたのは大学4年の今頃だった。

学部時代は「歌」や「音楽」「音楽大学」に????だらけだっし・・・・・。といいながら時間は過ぎて行ったし、気がついたら四年生になっていた。



月曜日から郷里山口から行き、戻ってきた。

先日の集中豪雨の事も気になっていたが、年に何度かは山口に戻る。

昨年からは山口県の「ふるさと大使」を勤めている。元々それ以前からふるさとのニュースは気になっていたし、大変光栄なことだ。



帰ると決まって中高の同級生が集まり飲み会となる。

そしてその青春時代を過ごした街で二カ所ほど必ず行くところがある。一つはラーメン屋、もう一つは喫茶店である。

今回も昨日、ラーメンを食べて、喫茶店へ行って、それから飛行場へと向かった。

どちらも30数年の時を経ても存在する。有り難いことだ!! いや奇跡だ!!



昔、この窓から入ってくる夕陽が心地好かった。このカウンターに座って流れてくる音楽を聴いた。

僕にとってはすべて新しい世界の音楽だった。

そこはまた粋がって大人を感じられるところだった。



外の道や街路樹は変わってしまったけれど、中はタイムトンネルのよう。

初めてこうしてマスターと二人で写真を撮った。三十数年の時を経た男二人。



河野克典(バリトン)