音楽=料理2009/08/01 11:26

早いもので、せんくらブログの担当も今日で最後になりました。
 
今日は何について書こうかと考えましたが、普段自分が演奏する時のことを書いてみようと思います。

音楽とお料理は少し似ているなぁ、と思うんです。なぜかというと、お料理は何料理になろうと、使う材料がほとんど同じ。もちろん、日本のお米とタイ米が違うように産地によって少し違いはありますが、「肉」「魚」「野菜」の使い方によって、それが日本料理になったり中華料理になったり、フランス料理になったりイタリア料理になったり…。
 それと同じことで、「音符」(「ドレミファソラシド」にシャープやフラットがついても、全部で20個くらいしかない「音符」)が、使い方により、ドイツの音楽やフランスの音楽、ロシアの音楽になる…というのが、本当にすごいことだと思うんです。
 
だから、いつも楽譜と向かい合う時には、この「音符」をどのようにお料理しようかなぁ、と考えて取り組んでいます。

 
今回、せんくらで演奏する作曲家は、ベートーヴェン、クライスラー、ワックスマン、サラサーテです。
 
ベートーヴェンは「ドイツ料理」、クライスラーは「オーストリア料理」、ワックスマンはアメリカ人ですが、原曲がビゼーのカルメンなので「フランス料理」。そして、サラサーテは「スペイン料理」となるように、それぞれをお料理して、皆様にお届け出来ればいいなと思っています。

 
それでは、一週間お読みいただいてありがとうございました。「せんくら」でお会いしましょう!


漆原啓子(ヴァイオリン)

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