それでは10月!2009/08/22 09:51

ウィーンはどこもかしこも夏の休暇の真っ最中! 私も昨晩は、夫の兄弟家族たち皆一緒に「ホイリゲ」のワイン棚の下で過ごしました。(「ホイリゲ」に付いてはちょっとグーグルッてみてください!)

ブログも今日が最後。この一週間、私は少しだけ“気楽なプライヴェートの日々” からご紹介したのですが、ちょっと覗いてみましたら、皆さん結構きちんとしたまじめなブログを書いていらして、これでよかったのかしらと溜息をついています・・・。(もう遅い!!)

毎年秋のツアーは夫と一緒で、「せんくら」も今までいつも彼に弾いてもらっていたのですが、今年はアンゲリカ・キルヒシュラーガーの録音やらトーマス・クヴァストホーフのリサイタルなどのオファーが来てしまい、そちらを優先してもらいました。(その代わり来年は春に、彼とアンサンブルでの「日本の歌」のツアーが計画されています。)

でもそんな場合にも、心強いピアニストが私を日本で待ってくれていますので、 私にとってもいい経験のコンサートができます。自分の中で感じることを言葉で表現して相手に伝えなければならない時、さまざまなイメージがはっきりとした輪郭を持ちますし、どれだけきちんと消化できているかが自覚されます。「せんくら」と、そのあと各地でのリサイタルでは経験もレパートリーも豊富な丸山滋さん、そしてその前にロンドンでの小さな演奏会と名古屋でのリサイタルで、小川典子さんがご一緒してくださいます。小川さんとは初リサイタルのお仕事、歌の合間にコンセプトに合ったピアノの小曲もいくつか弾いてくださるのです。

それでは「せんくら」で皆様にお目にかかれる日まで。どのコンサートにも、たくさんの皆様のご来場をお待ちしておりま~す!!


鮫島有美子(ソプラノ)

愛犬2009/08/22 21:48

我が家には二匹のコーギー犬がいます。

以前はハスキー犬を飼っていたのですが、15歳と8ヶ月の長寿を全うし、5年前に死んでしまいました。
悲しくてもう犬は飼わないと思っていたのですが、翌年衝動買いで一匹を買ってしまいました。
今までは外で飼っていたのですが、家の中で飼いたいとの私の希望を聞いて、かわいい子犬が新しく我が家の仲間入りをしました。

私が練習するときは足元で眠り、音を出すのをやめると起きるので、ずっと引き続けなくてはいけないので、「これは私の為にいいわ」と大変喜んでいました。

しかし、大きくなるにつれて家具はかじる、など悪いことばかりすりようになり頭を痛めていました。
一匹だと留守にしたときにストレスからいたずらをするから、二匹にしたらいたずらはなくなると言われ、もう一匹飼うことにしました。
同じ店に行ってみると、同じコーギーが少し大きくなっていましたが、不細工なので売れ残っていました。

しかし性格は穏やかで良い子ですよと、店員さんの言葉を信じ抱いてみると、べったりあごを肩に乗せ眠りだしました。
それで決心をし、連れて帰ってみると、玉三郎と喧嘩をすることもなく仲良く遊びだしました。
そうなのです、一匹めの犬は玉三郎、後から来た方はけんしろうという名前なのです。

けんしろうの方、は私が練習するときに部屋に連れてきて音を出した途端に、ソファーの上で身をよじりすごく悶えます。
私が音を出すのやめるとパタッと動きを止めるのです。
「何でそんなに悶えるの?」と言うと、フリーズしたように私をじっと見続けます。
それでも無視して音を出し続けると、ソファーの隅っこに頭を突っ込んで、観念したかのようにじっと耐えているようです。
その様子があまりにもおかしいので、時々練習するときに連れてきて、嫌がる様子を楽しんで見ています。
犬にとっては大変迷惑なのでしょうが。

渋谷由美子(ヴァイオリン)