アクシデント!2009/08/21 10:46

世の中にはいろんなアクシデントが転がっていると思いませんか?

だいぶ前になるのですが、主人と九州で演奏会があり、最終の飛行機で福岡から帰るときのことです。
空港に着いたら、仙台空港に自衛隊機が緊急着陸したので、仙台空港は閉鎖になっております、
仙台便は飛ばなくなりましたので払い戻しをします、と言われました。
これに乗らないと子供たちが待っているのにとあせりましたが、どうしようもありません。

出発カウンターは文句を言う人、他の便に変更する人達で大騒ぎ。
私達も払い戻しをし、急いで地下鉄に乗って博多駅に向かいました。
そこで何とか最終の、のぞみのグリーン車だと取れますとの事で、やっとの思いで乗車しました。

主人は初めてのぞみに乗れる、しかもグリー車だと子供のように喜んでいましたが、大阪過ぎる頃から「飽きてきた早く降りたい。」の連発。
無事東京駅に着いてみると、東北新幹線は最終便の出た後。
夜行バスも出発した後で、どうしようもなく東京駅の近くのホテルに一泊して翌日の朝やっとの思い出仙台に無事着きました。

またある時は、駐車場に車を止めて用事を済ませ戻ってみると、両隣に駐車した車がぴったりつけていて、腕がやっと入るくらいしかドアが開きません。
駐車場の係りの人を呼んで、どうにか窓をあけてもらい、そこから入って車を出してもらったことがありました。
大体駐車するときは、隣の車のことくらい普通考えるでしょう、と腹が立ってそれ以来そこの駐車場には止めないことにしております。

渋谷由美子(ヴァイオリン)

仙台の思い出…2009/08/21 11:29

仙台は、実はいろいろと思い出のある町なのです。

まずはそのむか~し、仙台フィルの「第九」に招かれた際、結婚する少し前の夫ともにホテルにチェックインしましたところ、(今では考えられないことと思いますが!)、彼の身分証明書を求められ、フロントで「正式の夫婦でないのに、一部屋に泊まるのか」などという“お説教”を受けました・・・! 

そして忘れもしない2000年の夏。仙台でのリサイタルの翌日は秋田県の大曲へ。駅に早めに着いた我々(夫と二人)は、駅ビルでおみやげ物を宅急便で送ったり、カフェでのんびりと時間をつぶし、いざ新幹線口へ着いた時には結構時間ぎりぎり。出発時刻を確かめた夫について車内に滑り込み、グリーン車へ行くと我々の席にはもう誰か座っていました。切符を見せてもらったら、東京行き。“間違いですよ!”といった我々に周囲の目が・・・。なんと秋田方面へ行くはずの私たちが、間違って東京行きに乗ってしまったのです!!! 
それも日に何本もない「仙台ー東京 ノンストップ」便! パニックで大騒ぎしながら東京の事務所と連絡を取り合い、結局大曲のリサイタルは一日遅れ・・・。今までの演奏歴で生まれて初めての大失敗でした・・・。

また第一回目の「せんくら」。“よさこい祭り”ともあいまって、町中の活気はものすごいものでした。ホテルのエレベーターに乗れば、普段なかなかお会いしない先輩の音楽家の方たちにバッタリ。そして私たちも町のいたるところで催されていたさまざまなコンサートに足を運び、地元の音楽家の方たちに聴き入りました。今回の「せんくら」ガラコンサートでは、ミュンヘン音大での夫の昔の生徒さん(仙台在住の小熊由里子さん)に伴奏をお願いしました。今からとても楽しみにしています。


鮫島有美子(ソプラノ)