打楽器プレイヤー2009/09/20 14:46

学園祭という人ごみの中にどっぷり浸かったせいか、少々体がだるい。
今日と明日は9月の貴重なお休み。僕たちの仕事はカレンダーと全く関係ないので、世間が5連休の9連休のといってもさっぱりピンと来ない。
今日は、今年の2月3月に20年ぶりにヨーロッパに一緒に演奏旅行した早稲田大学のオーケストラの打楽器プレイヤーたちとの、僕のスケジュールのせいで延び延びになっていた打ち上げ会。
打楽器といっても、石井真木さんの「モノプリズム」という曲で大活躍する和太鼓のメンバーで、総勢6名。この曲は、6台の締め太鼓による繊細なピアニッシモでの32分音の連打に始まり、最後は直径3メートルはあろうかという大太鼓を2人で叩き、それに中太鼓、締め太鼓、もちろんオーケストラも絡み壮大なクライマックスを形作る。
一人一人がソリストであり、また緊密なアンサンブルも要求される、体力的にはもちろん、何といっても精神的に過酷な作品で、しかも1カ月の間移動しながら十数回の演奏会をするのだから尚更大変だ。演奏家というより修行僧のような趣さえある彼らと一か月を共に過ごし本番を重ねるうちに、プロとアマチュアの垣根を越えた連帯感が生まれていた。
大いに語り合った一晩だった。この集まりはこれからも続く予感が。。。。


山下一史(指揮)

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