「音楽家はサバイバル」 ― 2009/09/08 10:03
音楽家というのはご存知のように旅が多い。旅から旅が普通で、そのあいだも時間を作り練習もかかさない。自分でもかなりタフな仕事かもしれないと思う。強行スケジュールもざらだ。
先日、ヴァン・クライバーン国際コンクールで優勝した、弟子の辻井君のファイナルのレッスンも、演奏会の合間をぬって、朝アメリカに立ち、早朝着いて一日中レッスンをしてそのまま帰りの飛行機に乗り込む、という強行スケジュールをやった。さすがに、帰国後腰痛に苦しむことになったが・・。
全く、音楽家はサバイバル生活なのだ!
正に、サバイバルというエピソードをひとつご披露しよう。
ヨーロッパを旅してまわっている時、あるとき、飛行機からピックアップした荷物の鍵が壊れて開かなくなってしまったことがある。楽譜は手元にあるとしても、旅はまだ前半の出来事だった。しかも既に会場に入っていた僕は、さてどんな行動をとったか!
ここで、今日もつづきにしよう。
僕のとった行動を想像してみてね。
横山幸雄(ピアノ)
先日、ヴァン・クライバーン国際コンクールで優勝した、弟子の辻井君のファイナルのレッスンも、演奏会の合間をぬって、朝アメリカに立ち、早朝着いて一日中レッスンをしてそのまま帰りの飛行機に乗り込む、という強行スケジュールをやった。さすがに、帰国後腰痛に苦しむことになったが・・。
全く、音楽家はサバイバル生活なのだ!
正に、サバイバルというエピソードをひとつご披露しよう。
ヨーロッパを旅してまわっている時、あるとき、飛行機からピックアップした荷物の鍵が壊れて開かなくなってしまったことがある。楽譜は手元にあるとしても、旅はまだ前半の出来事だった。しかも既に会場に入っていた僕は、さてどんな行動をとったか!
ここで、今日もつづきにしよう。
僕のとった行動を想像してみてね。
横山幸雄(ピアノ)
ショパンについて ― 2009/09/08 10:07

今年のせんくらで、イリーナさんは3つのショパン・プログラムを弾く予定になっています。イリーナさんにとってショパンはどのような存在でしょうか?イリーナさんにショパンのことを聞いてみました。
(イリーナ):最重要かつ最愛の作曲家の一人です。子供の頃から私にとってショパンは特別な作曲家でした。ショパンのノクターンやソナタが大好きで、聞くたびに感動して涙が止まりませんでした。ショパンの作品を弾けるようになりたくて一生懸命練習したのも懐かしい思い出です。ショパン風のノクターンの作曲を試みたこともありました。ご覧頂いている写真は10歳か11歳の頃に音楽学校で撮ったもので、ショパンを演奏していたと思います。
ショパンの音楽のどのような点がお好きですか?
(イリーナ):何といってもメロディとハーモニーの美しさですね。さらに言えば、詩的な繊細さ、そして論理的な厳しさ、この二つが奇跡的に結びついているところでしょうか。全体的に悲しみに満ちた音楽が多いと思いますが、どんな場合でも高貴さを失わないのがショパン作品の素晴らしい点です。
ちなみにイリーナさんはショパンの直系の弟子ですね。
(イリーナ):ショパンの有名な弟子の一人がカール・ミクリ、その弟子がアレクサンドル・ミハウォフスキ、そしてゲンリヒ・ネイガウスへと続きます。ネイガウスはリヒテルやギレリスの師としても有名ですね。そのネイガウスの高弟の一人がテオドー ル・グートマン、そしてその弟子がウラジーミル・トロップ先生です。グートマンもトロップ先生も、ショパン作品の演奏を得意としています。ショパンの弟子 筋にあたるピアニストは世の中にたくさんいますから、特に珍しいことではないのですが、それでも自分がショパンの伝統に属しているというのは嬉しいことですね。私自身、ポーランド系の血も少し入っているのでショパンは本当に近しい存在です。
イリーナさんは、ウラジーミル・トロップ先生のもと、研鑽を積みました。ショパンから数えて七代目の弟子にあたりますね。それにしても、ポーランドの血が入っているとは、私も知りませんでした!
イリーナ・メジューエワ/マネージャー
http://www.concert.co.jp/artist/mejoueva/profile.html
(イリーナ):最重要かつ最愛の作曲家の一人です。子供の頃から私にとってショパンは特別な作曲家でした。ショパンのノクターンやソナタが大好きで、聞くたびに感動して涙が止まりませんでした。ショパンの作品を弾けるようになりたくて一生懸命練習したのも懐かしい思い出です。ショパン風のノクターンの作曲を試みたこともありました。ご覧頂いている写真は10歳か11歳の頃に音楽学校で撮ったもので、ショパンを演奏していたと思います。
ショパンの音楽のどのような点がお好きですか?
(イリーナ):何といってもメロディとハーモニーの美しさですね。さらに言えば、詩的な繊細さ、そして論理的な厳しさ、この二つが奇跡的に結びついているところでしょうか。全体的に悲しみに満ちた音楽が多いと思いますが、どんな場合でも高貴さを失わないのがショパン作品の素晴らしい点です。
ちなみにイリーナさんはショパンの直系の弟子ですね。
(イリーナ):ショパンの有名な弟子の一人がカール・ミクリ、その弟子がアレクサンドル・ミハウォフスキ、そしてゲンリヒ・ネイガウスへと続きます。ネイガウスはリヒテルやギレリスの師としても有名ですね。そのネイガウスの高弟の一人がテオドー ル・グートマン、そしてその弟子がウラジーミル・トロップ先生です。グートマンもトロップ先生も、ショパン作品の演奏を得意としています。ショパンの弟子 筋にあたるピアニストは世の中にたくさんいますから、特に珍しいことではないのですが、それでも自分がショパンの伝統に属しているというのは嬉しいことですね。私自身、ポーランド系の血も少し入っているのでショパンは本当に近しい存在です。
イリーナさんは、ウラジーミル・トロップ先生のもと、研鑽を積みました。ショパンから数えて七代目の弟子にあたりますね。それにしても、ポーランドの血が入っているとは、私も知りませんでした!
イリーナ・メジューエワ/マネージャー
http://www.concert.co.jp/artist/mejoueva/profile.html
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