せんくら出演★2009/07/12 10:49

第1回目のせんくらで歌わせていただいてから早3年が経った。
あの時は妻と一緒のコンサートだったが、彼女はちょっとした手術を控えての本番となった。音楽を一緒に出来るありがたさを噛み締めながらの舞台で、お互いに歌いきったことへの喜びと、このようなチャンスを与えていただけた事への感謝でコンサートを終えた。
 
昨年10月末に、今度は私が入院することになった。暫く咳が止まらず、薬を飲んでも全く改善されず循環器系の検査を受けたところ、不整脈その他で即入院となった。薬の副作用に対応するための入院だと説明を受けた。日替わりで夜も仕事をしていて、丸々一日休みの日が、その年はそれまでに数日あったかどうかで過ごしてきた疲れが出たのかと思う。
 
医者からは2週間の入院と言われたが、どうしても指揮をしなければならないコンサートを一週間後に控えており、無理を言って一週間後には外出させてもらえるようお願いをした。この病院での8日間はこの上ない休息と勉強の時間となった。中学生以降は入院したことが無く、点滴を下げながらトイレに行ったり四人部屋で過ごすことも全て珍しく、不謹慎かもしれないがいろいろなことに興味津々だった。
 点滴と利尿剤、そしてカロリー計算をされた食事とで、あっという間に体重が減った。ダイエットには利尿剤が一番かも…。入院3日目辺りで、食堂のイスに座るとおしりが痛くなった。初めは理由が分からなかった。わけはどうやら筋肉が落ちたことによっておしりの骨が当たっていたらしい。生まれて初めての感触だった。人間の筋力はこうも簡単に落ちてしまうのだと大きな発見だった。
 退院前日にはカテーテル検査も体験。体内それも血管の中を異物が走る感覚はとてもおぞましかった。入るときよりも抜くとき(おそらく血流に逆行するときだと思う)のあの言葉では言い表せない感覚は今でも左腕の中に残っている。
 主治医の先生のお蔭で予定通り一週間で退院させていただき、何とか無事に、そのどうしても指揮をしなければならないコンサートも終了できた。改めて健康の大切さを実感した時となった。
 
今回また演奏のチャンスをいただいた。歌う場を与えていただいた事への感謝と、再び健康を与えられたことへの感謝をもって演奏したい。

佐藤淳一(テノール)

ハモンイベリコ2009/07/12 11:35

自炊が苦手なので外食の多い毎日ですが、最近イベリコ豚の生ハムにはまっています。
仙台市内に置いてある店は沢山あるのですが、こんなにおいしいものがあることこそが感動です。
イベリコ豚は自然のどんぐりでどれだけ太ったかでランクわけされるようで、1頭につき約1トンものどんぐりを食べて育つとのことです。

伝田正秀(ヴァイオリン)