♪オレンジとヴァイオレット ― 2009/09/26 13:24

巨匠の頭はやはりとことん垂れている。
実るほど だ。
もちろんもう学校のクラスで授業を受けるということは叶わなかったけれど、教わった事は数知れない。
音楽そのものを体現しているのがメシアンの徹底した肯定主義だ。
人生を、世界を、そして生徒や若人を、彼は決して否定する事がないどころか。
なんとかその個性を引き出し成長させようときっかけを探している。
そしてひとりひとりの才能の個性の大切にいつも敬意を払い頭を垂れるというわけである。
音楽会だったら会場のスタッフからお客さん。誰に対してでも彼の姿勢は変わらない。
赤、白、黄色。どの花見ても綺麗だな。もし赤い花しか綺麗じゃないと強制されたら、どんなに悲しいことだろう。でも今でもしょっちゅう起きている事
直接的にはなにしろメシアンの作品に触れる事が多いのでたくさん特にオーケストレーションでは影響を正直受けているけれど、
ずっと以前から僕の音楽にフォーレを感じてくださる向きが多かった。
レクイエムは大好きだけれど自分は決してレクイエムだの追悼曲だのは書かないと決めていたが、メシアンのときだけは彼の最も愛していたオレンジ色とヴァイオレット色が、ずっと頭の中でぐるぐる回っていたので、確定されない曲を作る。
つまり演奏するたびに形を変えることで、その時その時に自分の中で新たに生まれてくるメシアンに対する感謝の意を表したいと願った。
オペラ『アッシジの聖フランチェスコ』終演後
右はパリの中華屋さんにて メシアン夫人ピアニスト イヴォンヌ・ロリオ女史と
妹さんで私のオンド・マルトノの師 故ジャンヌ・ロリオ女史
原田節(オンド・マルトノ)
実るほど だ。
もちろんもう学校のクラスで授業を受けるということは叶わなかったけれど、教わった事は数知れない。
音楽そのものを体現しているのがメシアンの徹底した肯定主義だ。
人生を、世界を、そして生徒や若人を、彼は決して否定する事がないどころか。
なんとかその個性を引き出し成長させようときっかけを探している。
そしてひとりひとりの才能の個性の大切にいつも敬意を払い頭を垂れるというわけである。
音楽会だったら会場のスタッフからお客さん。誰に対してでも彼の姿勢は変わらない。
赤、白、黄色。どの花見ても綺麗だな。もし赤い花しか綺麗じゃないと強制されたら、どんなに悲しいことだろう。でも今でもしょっちゅう起きている事
直接的にはなにしろメシアンの作品に触れる事が多いのでたくさん特にオーケストレーションでは影響を正直受けているけれど、
ずっと以前から僕の音楽にフォーレを感じてくださる向きが多かった。
レクイエムは大好きだけれど自分は決してレクイエムだの追悼曲だのは書かないと決めていたが、メシアンのときだけは彼の最も愛していたオレンジ色とヴァイオレット色が、ずっと頭の中でぐるぐる回っていたので、確定されない曲を作る。
つまり演奏するたびに形を変えることで、その時その時に自分の中で新たに生まれてくるメシアンに対する感謝の意を表したいと願った。
オペラ『アッシジの聖フランチェスコ』終演後
右はパリの中華屋さんにて メシアン夫人ピアニスト イヴォンヌ・ロリオ女史と
妹さんで私のオンド・マルトノの師 故ジャンヌ・ロリオ女史
原田節(オンド・マルトノ)
笑顔 ― 2009/09/26 15:39
いよいよ本番。
いらして下さったお客様には、楽しんでいただけたコンサートになったと思う。
勿論、バンダの生徒さん達の演奏は素晴らしく、何といってもそのひたむきさに感動。
演奏後のカーテンコールの時の、彼らの顔は輝いていた。またそれを見守る仙台フィルのメンバーの笑顔を見たとき、この場に居られる幸せをしみじみと感じた。
いよいよ「せんくら」が始まるまで1週間を切りました。
3日間という短い期間ではありますが、皆さんとわれわれ演奏家、または作品との新しい出会いが数多く生まれることでしょう。
この新しい出会いが、どのように発展していくか。
「せんくら」は、とてつもなく大きな可能性を秘めているし、これからの仙台の音楽界の未来の一翼を確実に担っていく催しとして、全国にも誇れるものであると思います。
心より皆さんの応援をお願いします。
山下一史(指揮)
いらして下さったお客様には、楽しんでいただけたコンサートになったと思う。
勿論、バンダの生徒さん達の演奏は素晴らしく、何といってもそのひたむきさに感動。
演奏後のカーテンコールの時の、彼らの顔は輝いていた。またそれを見守る仙台フィルのメンバーの笑顔を見たとき、この場に居られる幸せをしみじみと感じた。
いよいよ「せんくら」が始まるまで1週間を切りました。
3日間という短い期間ではありますが、皆さんとわれわれ演奏家、または作品との新しい出会いが数多く生まれることでしょう。
この新しい出会いが、どのように発展していくか。
「せんくら」は、とてつもなく大きな可能性を秘めているし、これからの仙台の音楽界の未来の一翼を確実に担っていく催しとして、全国にも誇れるものであると思います。
心より皆さんの応援をお願いします。
山下一史(指揮)
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